末期がんは痛みとの闘い
がんは進行すると全身が傷む。末期がんは、この痛みとの闘いと言われている。もし、がんが末期まで進行したら、傷みを緩和するための薬液が打たれるだろう。しかし、どんどん傷みが増してくるため、やがて傷みを緩和する薬液は強力なものとなり、モルヒネなどが投与されることが多い。それくらいに末期がんは傷みを伴うのである。
自己免疫を高める免疫療法は、健康だけでなく美容にも良い効果をもたらします。お肌を改善したい時、人は過剰なケアを行いがちですが、実は本当に必要なのは肌本来の修復力をよみがえらせるようなケアであり、元々排泄器官であるお肌には多くの化粧品は必要ではないのです。美容における免疫療法の効果は、しみやにきび、赤ら顔と、多岐にわたります。
◇頼りなくてごめんなさい
東京・神谷町の坂を息せき切って駆け上がると、メルセデス・ベンツ日本の本社ロータリーに小型電気自動車「スマートEV」が待っていてくれた。
【写真で詳しく見る】和子ママが乗る スマートEV 第2回 アース事件と炊飯器事件
日本の車道で左ハンドルを運転するのは初めて。ただでさえ電気自動車は300〜400万円もし私にとって「高級車」なのに、このスマートEVは日本に3台しかない希少品。1カ月借りるだけだが、「娘を嫁に出すような気持ちですね」。製品技術担当の村上茂泰さんと広報担当の百目木(どめき)直人さんの顔に「心配でたまらない」と描いてあった。父親の前で彼女と手を取り合い長旅に出る、ようなものだろうか? 娘さんはお借りしますが大切に扱いますので。
キーを回し、エンジンをかける、のではなく電源を入れる。が、音や振動がない。あれっ? 表示は確かに電源が入っている。そうっとアクセルを踏む。案外硬い。ブレーキはもっと硬い。そろそろと発進する。右折しようとハンドル右のレバーを動かしたらワイパーが大きく弧を描いた。ありゃ左ハンドルだからウインカーは逆だった。頼りなくてごめんなさい。
◇電池残量にドキドキ
皇居脇にある毎日新聞社を経由して、世田谷区の取材先までスマートEVで向かった。電池残量が大いに気になる。取材の後は埼玉県内の自宅まで50キロ弱の距離を帰り着かなければならないからだ。当然ながら、エアコン、ワイパー、ライトなど、作動するものはすべて電動。クーラーよりヒーターの方が室温の調整幅が大きいため電力を消費しますと説明を受けたばかりだ。
電力の減るペースが分からず、ちらちらとメーターを確認しながら走る。トンネルだ。ライトの電力をケチろうと下向き点灯にした。節約のためヒーターもオフ。底冷えのする寒い日だったから、取材先についたころには体の芯(しん)まで凍えきってしまった。
◇ヒーターつけてます?
「電気自動車で走るときヒーターつけてます?」。自動車評論家で電気自動車や低公害車の普及に努める民間団体「日本EVクラブ」代表の舘内端(たてうち・ただし)さんに聞いた。「あなたがおみそ汁を作るとき、おそらくみそは計量しないでしょ。このくらいの水の量ならみそはこれくらいって、感覚で分かるはず。それと同じ。慣れですよ」。禅問答のようだが、つまりは電力の消費ペースを身に着けて、乗る距離によって調節してね、ということのようだ。残り電力がピンチとなったら作動するものを最小限に抑えればいい。
舘内さんはまた、電気自動車に対し、世間は誤解をしている、という。すなわち(1)充電インフラがない、(2)フル充電しないといけない、(3)航続距離が短い──の3点だ。
(1)については、普段の充電は家庭でできるので、ガソリンスタンドのように街にいくつも点在していなくて大丈夫。長距離走る場合だけ、公共施設やショッピングセンターなどで充電器を利用すればよいのだという。(2)については、走る距離だけ充電しておけばよいので必ずしも満タンにしなくていいし、買い物や通勤程度などなら週に1度くらいの充電で済むはずだという。(3)については、職業運転手でもない限り、毎日長距離を走る人はほとんどいないから、何百キロもの航続距離を求める必要はないという。
◇アース事件
充電には家庭の100V電源が使えるので、自宅ガレージの屋外コンセントで済むはずだ。プラグの穴が三つあいているから、その1本はアースに通じているのだろう。念のためお世話になっている工務店に確認すると、「あれはアース入ってません」。えっ。「コンセントのタップはアースつけられるタイプですけど、アース入ってないんです」
アースが通じていないと、雨などでコンセントがぬれた場合、漏電や感電する可能性があるではないか。通商産業省(現・経済産業省)の省令によると、200V級の機器や屋外機器、水気のある場所で使用する機器はアース設置が義務づけられている。100Vの場合も「推奨」されている。業者に苦情を言いたいが、これまでずっと気に留めていなかった当方も反省すべきか。
ともかく、大急ぎでアース棒の埋設工事をしてもらった。すでにセンサーライト2個にコンセントを占領されているので、コンセントの追加設置も含め、工事費用は約1万円だった。
◇炊飯器事件
スマートEVの引き渡しの日に戻る。帰途につき、池袋を過ぎると夕方の5時。電池残量は60%。スマートの航続距離は135キロだからあと70キロぐらいは走れることになる。自宅は大宮の先だからあと30キロほど。よし、節約運転生活から解放っ! ヒーターをガンガン入れた。ラジオもつけた。でもここで天変地異が発生し足止めを食らったら、やっぱりガス欠ならぬ“電欠”で帰り着けないのかな、と想像する余裕も出てきた。
自宅の駐車場に収まったスマートEVはあまりに小さい。マイカーは国産のミニバンで3列シート。それが1列になったのだ。
トランクに据え置かれている充電コードを出す。1本目は200Vコード、2本目は100V変換コード。車の右側面後方にある給油口のような充電用コンセントにつなぎ、充電コードを駐車場のコンセントに差す。数秒おいて、充電用コンセントの表示がジーと赤く光り始めた。やった。充電スタートだ。
マニュアルを手に家に入り緊張が解ける。電気、エアコン、テレビをつける。寒いからファンヒーターもピッ。……瞬間、ブツッという音とともに、すべてが真っ暗になった。「ブレーカーが落ちた!」
忘れていた。朝タイマーセットした炊飯器もついていた。
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